専門知識スキル(4) ? 行政書士に求められるスキル

Administrative Lawyer Contribution

前回の記事「専門知識スキル(3) ? 行政書士に求められるスキル」の続きです。

前回で、

関連する法律、施行規則、施行令を丹念に読みとって、自分で申請書類をリスト化していくという方法。これは、川口メソッドで力をつけてからチャレンジすると有効です。

ってなことを書いておりましたので、おさらいも兼ねて川口メソッドについて解説することにしましょう。

川口メソッドとは、許認可申請業務を書類や作業ごとにタスク分割しリスト化する手法です。そして、申請業務を分析し、リスト化することで自然にわかってくることがあります。この気づきが大切です。

それは「申請手続は複数の書類・作業の集合である」ということです。

前述しましたが、リスト化するということは申請手続を一旦、書類や作業のレベルまで分解することを意味しています。

分解すると、書類・作業はおおむね次のように分類されます。

作成書類  →法定様式(申請書等)
準備書類  →事実疎明書類(登記事項証明書等)
作業    →押印、書類提出行為など

作成書類と準備書類の区別が付きづらい、という方がいらっしゃるのですが、自分が作成できる書類なのか否かで区別すればよいと思います。あくまでもあなた自身の感覚で決めましょう。

そして、「それぞれの書類には目的と重要度と関与する者が決まっている」ことにも気がつくと思います。

本来、どの書類も大切なのですが、やはり「重み」が違うのです。ベテランの行政書士はこの「重み」を的確に見分ける力を持っています。書類は「意思表示書類」と「事実の伝達書類」に分けることができ、相対的に「意思表示書類」の方が「重い」です。

意思表示書類はどれも「押印書類」であることに気がつくとさらに理解が深まると思います。

さらに作業を検討するうちに、押印は「誰の」「どんな印の」押印が必要なのかを会わせて理解することができるようになるでしょう。

これは後の話になりますが、実際に書類を作成したら、押印箇所には(誰の押印をするのかが判るように)付箋を付けておきましょう。

 


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