ゼミナール、研究プロジェクトの調査方法について

Contribution University

ゼミナール、研究プロジェクトのテーマを検討する際には、このテーマで何を解き明かしたいのか、そしてそれらを調査する手法について意識しておく必要があります。

大学の卒業研究の場合、大きく5つの手法が考えられます。これらの組み合わせもできます。

1)インタビュー
ある特定の対象に対し、質問を通じて知見を引き出す方法です。
調査対象が少ない場合に用いられます。ただしその場合でも、同じような知見を少なくとも3件以上は必要です。1、2件程度ですと、得られた知見がもっともらしいと主張することは困難でしょう。

2)アンケート
無作為、あるいは特定の対象群に対し、アンケートを通じて傾向を導き出す方法です。
アンケートは簡単なように見えて、設問の設定には工夫が必要です。
また、ある程度の件数を集めることが必要です。テーマにもよりますが、サンプリング調査の場合、少なくとも100件以上の回答を得られなければ、アンケートの有効性を疑われてしまいます。

3)実験
分野によっては、実験により知見を得ることもできます。
実験というと、理科の実験のように何かの仕組みを作って実際に動かし、測定するようなイメージですが、心理テストのように人間を相手にして実験することもできます。実験をどのように組み立てるかにもよりますが、やはりこれも実験回数や対象人数が多い方がもっともらしい結論に近づきます。

4)観察
ある対象を定点で継続的に観察することで、知見を得る方法です。
ただし、この方法は時間がかかります。もちろん対象の動きがどの程度激しいかによります。

5)データ分析、統計解析
あらかじめ得られた情報、データを分析することにより、隠された傾向や知見を発見する方法です。
世の中には様々なデータが公開されており、それらを組み合わせて分析することで、意外な結果を得る可能性があります。ただし、データが公開されていると言っても、自分の分析に都合の良い状態でデータがあるとは限らないため、集めたデータを整形したり、加工する作業が必要になります。

ということで、上記の事柄は頭の片隅に置いていただくとして、ご自身の研究テーマで、何を解き明かしたいのかについて、そしてそもそも、なぜこのテーマを選んだのかについて、お話を伺わせてください。

研究に着手する際に、研究計画書というものを書きます。計画書には「何を解き明かしたいのか」「なぜこのテーマを選んだのか」を書くことになります。計画書を作成する前に、私と認識を合わせておきましょう。

 


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