経験により学んだこと(2)-人は批判するが調べない

「人は批判するが調べない」
これも、以前から言われてきたことです。
違う場面において「人は疑うけれども調べない」と言うこともあります。大学においては「人は質問するけれども調べない」と言い換えることもできます。
前回の記事「経験により学んだこと(1)-マスメディアの記事や報道は間違っている可能性がある」でもありましたが、多くの人は案外、マスメディアの報道を鵜呑みにして、自ら情報の「ウラ」を取ることをしません。
まぁ、間違った情報を信じる程度のことならば、実質的な不利益はその人が被ることになるので、私から特に申し上げることはありません。後で恥ずかしい思いをしたり、困ったことになるだけです。
ところが、間違った情報を元に他者を批判する(「批評する」こともありますね)となると、事情は異なってきます。困ったことに、批判する方は自分が正しいと信じ切っているわけですから、少々面倒なことになりますね。
仮に間違った情報であることが後から判明した時に「振り上げた拳をどう下ろしていいのか分からない」という状況になってしまいます。最近遭遇したのは、まさにこういう状況でした。
自らの立場に由来するプライドがあるのでしょうか、それとも批判の程度が少々行き過ぎ、思ったよりも高く拳を振り上げすぎていたので、下ろすに下ろせなかったのでしょうか、素直に非を認めるようなことはありませんでしたね。
もちろん一連の出来事は私自身がそうならないためにも、今後の糧にしなければなりません。ということで、気をつけます。

  1. 情報は鵜呑みにしない。可能な限りウラを取る。
  2. 安易に批判しない。