経験により学んだこと(1)-マスメディアの記事や報道は間違っている可能性がある

「マスメディアの記事や報道は間違っている可能性がある」
これは現代のメディアリテラシとして常識的な事実ですが、これを再認識させる出来事がありました。
詳しくは書きませんが、テレビ局のニュースにおいて事実と異なる(という印象を与えてしまう)報道がなされてしまい、そのリカバリで少し苦労したのでした。
ちなみに私はこのテレビ局に対して直接的な批判をするつもりはありません。
まぁ、勉強不足なのは勘弁してほしいところですが・・・。
実際、ニュースが「ある意図」をもって結論を誘導していると感じることが多くあります(注意して見てみると気が付きます)。
ただ、これはどこのマスメディアも大なり小なり同じようなことをやっているものですし、記事・報道が客観的な事実のみに基づいて書かなければならないのだとすると、それは単なる情報の羅列ということになってしまいます。
そうやって考えてみると、記事・報道を全てを疑えというつもりはありませんが、一定の距離を保つ必要はありますね。やはり、これは受け手側の問題なのです。
一方、記事・報道の対象となる者は、マスメディアでどのように扱われるかを認識した上で対応をすべきなのでしょう。政治家や芸能人など、このような機会が多い人たちはマスメディアとのつきあい方をうまく心得ているようですね。
そうは言うものの、一般人に対して「マスメディアとの付き合い方を心得よ」というのは酷な話です。付け加えるのならば、近年は既存のマスメディアだけが記事・報道を行う立場ではありません。誰もが送り手であり、受け手となりえます。
既存のマスメディアは、記事・報道の送り手として最低限のモラルは持っている(はず)と思います。しかし、それ以外のメディアはどうでしょう? 送り手としてのモラルについてはまだまだ未熟なのではないでしょうか。
このモラルの醸成策も一種のメディアリテラシになるのでしょうかね。