超高速開発手法によるシステム開発

当社はシステム開発の手法として超高速開発手法を採用しています。自治体においてこの手法はまだまだ先鋭的な取り組みですが、これまでの課題を克服できる可能性を秘めています。

超高速開発手法とは?


要件定義をするとソフトウェアが自動的に生成されます

超高速開発手法を実現する手段はいろいろありますが、プログラミングの工数を掛けずにソフトウェアを作成することができることが特徴です。

基本的な機能(データの登録、編集、検索、削除)だけであれば、当社の経験では2時間もあれば十分実用に耐えられるソフトウェアを生成することができます


アジャイル型開発手法との親和性

アジャイル型開発手法とは、従来のウォーターフォール型開発手法とは異なり、要件定義、設計、開発、試験、リリースまでのサイクルを細かく繰り返してソフトウェアを完成に近づけます

サイクルの期間にもよりますが、一般的には最初のバージョンは着手後1〜2週間程度でリリースされ、その後エンドユーザの要望を聞きながら機能追加を行っていきます。

超高速開発手法はこのサイクルの中でソフトウェアを完成に近づけることができ、その後の仕様変更にも容易に対応できます。


業務パッケージソフトとの役割分担を実現

自治体では庁内システムの多くをパッケージソフトウェアとそのカスタマイズで実現していますが、カスタマイズをすることでその後のコストが急激に跳ね上がります。そこでパッケージのカスタマイズを行わず、アドオン方式で要望を満たす手段として、超高速開発手法が用いられることが多いです。

パッケージソフトはデータを処理し保存する手段と割り切り、パッケージに合わないユーザインターフェースは超高速開発手法によるプログラムで開発します。業務要件をヒアリングしながら開発するので、ユーザからのフィードバックを早く反映することができ、段階的な機能拡充にも対応できます。

パッケージソフトとアドオンプログラムとの間はEAI(データ連携基盤)を経由してデータの受け渡しを行いますので、パッケージソフトのバージョンアップや制度改正に対しても個別のソフトウェアに手を加える割合を減らすことができます。

当社が採用しているツール


Wagby(ワグビー)

Wagbyは国産の超高速開発ツールです。

データベース定義を行い、画面レイアウト等いくつかの設定を行うことで、業務に必要なシステムを自動生成することができます。自動生成されたプログラムはWebシステムとして動作します(開発言語はJavaです)。

最初におおよそのシステムを作ってしまい、その後お客様と打ち合わせを進めながら細部の機能を詰めていくことができるため、作業の手戻りも少なく結果として短納期で満足度の高いシステムを導入することができます。