継続的遂行のスキル(2) ? 行政書士に求められるスキル

Administrative Lawyer Contribution Strategy

前回の記事「継続的遂行のスキル(1) ? 行政書士に求められるスキル」の続きです。

前回は目標設定の高さについて解説しました。
高すぎる目標は実現可能性が高くないので、「絵に描いた餅」になってしまうおそれがあるのですね。

よくある「行政書士開業本」でも嘘くさく見えるのは、そのキャッチーなタイトルにあるのかもしれません。

「○○円儲ける」とか言うやつですね。
私も人のことは言えませんが・・・。

今回は、行政書士や他の士業の業態の違いによる事業計画の考え方を解説しようと思います。

一口に「士業」と言いますが、実際はその業態はかなり異なります。
ちょっと考えてみましょう。

最近の私は「士業のルーチンワーク率」ということについて考えています。

一度仕事のやり方が固定されたら、そのやり方を継続して行うもの(ただし直接収益に関係しないものは除く)をルーチンワークとして、士業の業務のうち、どの程度をルーチンワークが占めるのかを考えてみるのです。

一般的にルーチンワークはその難易度にかかわらず、専業のスタッフを集めて集中的に処理をさせることにより、人件費を抑えていくことができます。

ルーチンワークの難易度は、スタッフの習熟に要する時間に影響を与えるだけです。
つまり、一見難しそうな業務であってもルーチンワーク化できれば、原価は低くすることができるのです。

さて、とりあえず士業のルーチンワーク率について、下記のように考えました。

ルーチンワーク率 高

税理士
社会保険労務士


司法書士


公認会計士

弁理士
行政書士
弁護士

ルーチンワーク率 低

距離は感覚的に設定していますし、それぞれの士業の業務でも専門にしている分野でルーチンワーク率が異なってきますので、一つの見方だと思ってください。

公認会計士は、監査法人なところと、実際は税理士業務が中心なところで幾分か違うでしょうし・・・。

誤解をしないで頂きたいのはルーチンワークであるかどうかと、仕事に対する責任とは別の次元であるということです。ルーチンワークだから責任が軽いわけではありませんよ。

ただ、自らが手を掛ける範囲が広い士業とスタッフがやった仕事を管理していく範囲が広い士業は根本的に異なる事業計画であるべき、ということなのです。

さて、我らが行政書士の世界はどうなのでしょう?

答えは、オールマイティです。

行政書士はその業務の範囲の広さ故に、多様な事業計画を立て遂行できる、というのが私の考えです。ただしルーチンワーク率は扱う業務により変化することになりますの
で、提供していく商品とビジネスモデルとの間に齟齬がないようにしなければいけませんね。

ということで次回に続きます。

 


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