専門知識スキル(3) ? 行政書士に求められるスキル

Administrative Lawyer Contribution

前回の記事「専門知識スキル(2) ? 行政書士に求められるスキル」の続きです。

前回は、専門知識を業務・業界の知識と考えることを前提として、その上で、

  • 当該分野の業務を形式知化する能力
  • 法の趣旨をよみ砕く能力
  • 業務や業界に関する最新知識を吸収する能力

が必要であることを解説しました。

さて、専門知識=業務・業界の知識であるとして、いわゆるカバチタレでない行政書士が専門知識を発揮すべきシチュエーションというのは、許認可申請を行う場合だと思います。

ならば、すでに存在している許認可申請業務で、これからその分野における専門知識を得るにはどうしたら良いのでしょうか?

ベタな答えなのですが、きっかけはやはり「手引き」なのだと思います。申請件数が相当数ある許認可申請業務であれば、行政側から申請の手引き、解説が公開されています。

不思議なもので「許認可申請業務の手引きを作るべし」という法令はありません。行政機関自らが業務効率、申請者の利便性を追求する過程で、申請の手引きを作成し公開するというベストプラクティスに到達したのでしょう。もちろん国民にとってはありがたい話です。

ということで、まずはそれを手に入れて読むことから始めることにしましょう。

「そんなの当たり前じゃん」

と言われそうですが、行政書士ならばこれをただ漫然と読んではいけません。申請書類をリスト化して、必要な作業を組み立てていくことが必要です。そして申請の背後にある法律や業界知識まで踏み込んで調べていくと力がつくと思います。

これは実際に案件が発生していなくても、興味のある許認可申請業務ならば事前にチャレンジしておくと、いざ案件が発生した場合でも依頼人に的確なアドバイスができます。


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