読書感想文らくらくキット

夏休みの読書感想文。
「どうやって書いたらいいの?」「何を書けばいいの?」

ここではそのヒントを教えます。

読書感想文を書きたい本を持って、つぎのスライドを見てみよう。

 

その1
本の中で
いちばん
好きなところを
書きだそう

なんでもいいよ。この本の中でいちばん好きなところをさがして、書きだしてみよう。

登場人物のセリフでもいい。おもしろい言葉でもいい。タイトルやさし絵でもいい。
大切なのは、ちゃんと自分の手で書きだすところだ。

 

ボクはマンガだっていいと思ってる。
その時にはふきだしの中のセリフだけじゃなくて、そのセリフのコマ全部を模写(まねして描く)してみよう。

 

書きだす時のヒントは、つぎのページに書いておくよ。

書きだす時のヒント

知ってるかい? 文章には構造(こうぞう:話の順番や組み立て方)があるんだ。

 

「起承転結」って言葉を聞いたことがあるかい? 大切なところは「転」や「結」に書いてあるんだ。

だから、この本が伝えたい大切なところは、本の真ん中よりも少し後ろに出てくることが多い。そのあたりに注意して読むと、好きなところを見つけやすいと思うよ。

好きなところを書き出した

その2
なぜそれが
いちばん
好きか
考えてみよう

好きなところは書きだせたかい?

 

オーケー。
じゃあ、なぜそれが好きなのか考えてみよう。

 

このとき、おもしろかったというのはNGワードにしておくよ。だって、もともとおもしろくなるように書いてあるんだからね。

 

え? そんなの思いつかない? じゃあ、つぎのページを見て、あてはまるものを選ぼう。
 

選んでみよう

なぜ、それがいちばん好きか、選んでみよう。

ボクがいくつか当てはまりそうなものを用意しておいた。
もちろん、ひとつを選ぶのではなく、いくつ選んでもオッケーだよ。

 

え? この中にピッタリ当てはまるものがない?

そんな時は「その他」というところに、キミの考えたものを新しく書いてね。

その3
それ、もうちょっとくわしくおしえて

なるほど。いろいろな考えがあるものだ。

なぜ好きなのか、ボクも同じように思うこともあるし、そう思わないこともある。

だから、そのあたりをもうちょっとくわしくおしえてくれるとうれしい。おしえてー。

その4
登場人物に
なにか
メッセージを

この本に出てくる人物(動物やものでもいいけど)になにかメッセージをつたえよう。

 

主人公じゃなくてもいい。悪役だっていい。

さっきまで考えた好きなところで出てきた人物へのメッセージなら、きっと書きやすいんじゃないかな?

 

この時、その人物へ応援メッセージ(がんばれーって)を書くようにすると、楽しく書けると思うよ。

応援メッセージ

応援にもいろいろあるんだ。

「がんばれ」っていうだけが応援じゃないよ。

「キミはここが良いところだから、きっとうまくできるよ!」

「キミはここまでがんばってきたんだから、あと少しだよ!」

 

いろいろ考えてみよう。

その5
作者の人に
なにか
メッセージを

作者の人にも、なにかメッセージをつたえよう。

 

さっき、この本の好きなところを考えたよね? その時に気になったことを書いてもいい。ムカついたのなら、そう書けばいい。

 

それでも、おしまいには作者やその本のことをなるべくほめてほしい(すばらしい、ステキだ)。この本っていいなと思ったら、すなおにそう書いておこう。

 

ほめてみよう

人をほめるのはむずかしい?

いやいや、その人のよいところをそのまま伝えるだけでいいんだ。

作者の人がどんな気持ちでこの本を書いたのか考えてみると、その本のすばらしいところにも気がつくかもしれないね。

 

そして、ここまで全部をひっくるめて、読書感想文で書きたいことが、キミの中から生まれました。