第21号:2005年10月29日
行政書士報酬額についての新しい提案?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■副業行政書士開業マニュアル■
~現役行政書士がお勧めする新しいビジネスプラン~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.021 2005/10/29
こんにちは。副業行政書士開業マニュアルです。
最近、docmaker.net Project Managerのバージョンアップに着手しま
した。
主に遠隔地の複数メンバーでプロジェクトを共有する場合の取扱につ
いて、いいアイディアがあったので取り込んでみたのです。
現在、私自身がバージョンアップ版を開発しながら使い勝手を確認し
ています。近々リリースできますので、お楽しみに。
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◆目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 行政書士報酬額についての新しい提案?
● 行政書士報酬額の原価計算(もっと検討の必要アリ)
-------------------------------
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□
□ 許認可申請支援システムdocmaker.netからのお知らせ ■
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許認可申請書類を簡単に作成するためのサービスです。
●オンライン書類作成システム (無償)
●商業登記電子証明書発行支援サービス (有償)
●許認可申請プロジェクト管理フリーソフト(無償)
http://docmaker.office-server.co.jp/
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◆ 行政書士報酬額と営業戦略と事業計画
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 行政書士報酬額についての新しい提案?
-------------------------------
前回までは、副業行政書士の商品開発について考えていきました。
どうですか? あなたオリジナルの商品を考えることができました
か?
もちろん、ここで決まったことに縛られることはありません。うまく
いきそうになかったら同じ方法で何度も別の商品を作ってみればいい
のです。これが仕入れを要しない副業行政書士のいいところですね。
さて、商品ができたら(価格は決まってませんが)、これらを売って
いくための事業計画を立てていきましょう。
と、言ってもそんなに難しいことはありません。
またもや考える道筋を説明するために、質問します。
**あなたはいったいいくら稼げればいいの?**
おそらくこれは人によって違いが出るポイントでしょう。そしてこの
金額が副業行政書士を目指す上でのひとつの目標となる金額になるの
です。
ついでに、もう一つ質問します。
**いつまでに目標達成すればよいですか?**
この2つの質問を併せて、例えばこんな答えになりますね。
**子供が小学校に入るまでのあと2年間で、本業の給与600万円と副業
行政書士の利益200万円を合わせて、年収800万円にしておきたい。**
……なるほど、いい目標です。
せっかくだからこの目標で事業計画を立ててみましょうか。
まず、副業行政書士の収入と支出について考えていきましょう。
年間200万円の利益を出すには、最低でも200万円の売上を立てなけれ
ばなりません(そりゃそうです)。
多少の変動も考慮に入れて毎月20万円の売上を立てる計画を考えてい
きましょう。もちろん一人で行政書士業務を行う場合の話です。
第4章で決めた商品のうち、どの商品をいくらの価格で設定して何件
売れば目標の売上を達成するのかを検討していきます。この時に必要
なのは報酬の原価という考え方です。
昔々、私は別冊宝島というムック本に行政書士報酬額の考え方につい
て記事を書いたことがあります。(もう絶版かな?)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796693718/officekawag
uc-22
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796612734/officekawag
uc-22
その時に「行政書士の単独売上高は1,000万円が上限だろう」と書いた
記憶があります。
あれから数年経過していますが、最近出版されている行政書士開業本
を見るとどれも同じような事が書いてあるので驚きました。
当時私が提唱していた報酬額の決定方法は非常に感覚的なものでした。
・基準となる業務を選び、その報酬額を経験により決定する
(私の場合は有限会社設立申請を印紙代、諸経費別で15万円と
していました)。
・他の業務の難易度、作業時間をこの基準業務と比較して、
どの程度高いか、低いかにより報酬額を決定する。
・未経験の業務については、作成書類の枚数により勘案し、
基準業務との比較を行い報酬額を決定する。
しかし、これはあまりにも行き当たりばったりであり、お客様にも不
親切であることに気がつきました。
さらに単なる許認可申請なら通用するこの方式が、さらに専門的な業
務コンサルティングに派生したり、業務自体が複合化するとあまり役
に立たないこともわかってきました。
そこで、自分のやっている業務の報酬がどのような根拠で成り立って
いるのかを原価計算してみることにしたのです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● 行政書士報酬額の原価計算(もっと検討の必要アリ)
-------------------------------
東京都行政書士会五十年史という資料を見ると、行政書士報酬の原価
問題について書かれている部分がありました。引用しましょう。(85
ページ後段)
「報酬原価は、次のように考えられないだろうか。(この場合の原価
は、所得税の必要経費として認められる以外のもの、いわゆる生活関
連費用を含むものとする。)
1.その業務に直接掛かる経費
(事務所経費のうち、次の2.及び3.4.に含まれるものを除く)
2.前記以外の事務所経費
(事務所家賃、雇用者人件費その他、但し、1.及び3.4.に
含まれるものを除く)
3.業務上必要な知識あるいは学術の研究及び実務の研鑽に必要な
費用
4.たえず人格の向上をはかり、品位を保持するための費用
以上を合計し、年間のすべての業務の原価とし、さらに適正な利潤
(純生活費)を含むものが報酬である。」
この中で、4.については私に限って言えば、お金に換算しなければ
ならないほど人格の向上と品位について考えたことがありませんので
除外しました。
3.はいわゆる図書研究費と講習会の受講費に相当します。でもこれ
は販管費です。
2.は副業行政書士であれば事務所を当面持たないことにして、雇用
者も置かないことにすれば、その分はゼロです、ローコスト経営に徹
すれば限りなく低くできるでしょう。これも販管費ですね。
1.は業務に直接関する経費です。紙代と交通費、打ち合わせの喫茶
代ぐらいしかかかりません。
ということで、どうもこれだけではうまく説明できそうにありません。
おそらく、「適正な利潤」が何に根拠を置いているかを明らかにする
必要がありますが、この答えは簡単でした。自分自身への給与です。
もしあなたがサラリーマンだったら、今の年間給与額から、○○費と
いうものと基礎控除額を引いた課税標準額を年間の労働時間で割って
みるとおおよその時給がわかります。
副業行政書士となる場合でも、まず自分の給与がいくらであるべきか
を考える必要があります。この場合、せっかくサラリーマン以外に仕
事をするわけですから、サラリーマンの時給よりは高く設定しておく
方がいいですよね。
ということで、今回は仮に時給4,000円にしましょうか。なかなか悪く
ない金額です。もちろんこれもケースバイケースです。
時給を決定すれば、残りの手順は簡単です。
粗利率は副業行政書士では約90%と仮定すると、4,000×10/9=4,444
円です。
これにおおよその販管費を加えて、副業行政書士の外向きに提示する
タイムチャージは5,000円とすることにしました。
今後、商品を開発、業務を受託していくための基本となる報酬額です。
ちなみにアメリカの弁護士報酬も多くはタイムチャージ制とのことで
す。
実はこの報酬額については私自身がその効果をはかるために実践中で
す。旧来のお客様との報酬額については、まだこの基準としていない
のですが、うまくいったらきちんと体系化していこうと思います。
もし、報酬額についてのご意見がありましたら、教えて頂けません
か?
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□ 行政書士川口弘行事務所からのお知らせ ■
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◆ 行政書士川口弘行事務所では、行政書士業務に関する質問、開業
実務に関しての質問、効果的な営業手法についての質問を募集し
ています。
http://www.docmaker.net/docstation/wforum.cgi
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●次号以降予告
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◆ 行政書士報酬額と営業戦略と事業計画
商品ができたら(価格は決まってませんが)、これらを売っていくた
めの事業計画を立てていきましょう。
と、言ってもそんなに難しいことはありません。
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ら構いませんので、友達、仕事仲間など周囲の方にもお勧めを!
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●バックナンバー抜粋
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Copyright (c) 2005 KAWAGUCHI Hiroyuki
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のです。これが仕入れを要しない副業行政書士のいいところですね。
さて、商品ができたら(価格は決まってませんが)、これらを売って
いくための事業計画を立てていきましょう。
と、言ってもそんなに難しいことはありません。
またもや考える道筋を説明するために、質問します。
**あなたはいったいいくら稼げればいいの?**
おそらくこれは人によって違いが出るポイントでしょう。そしてこの
金額が副業行政書士を目指す上でのひとつの目標となる金額になるの
です。
ついでに、もう一つ質問します。
**いつまでに目標達成すればよいですか?**
この2つの質問を併せて、例えばこんな答えになりますね。
**子供が小学校に入るまでのあと2年間で、本業の給与600万円と副業
行政書士の利益200万円を合わせて、年収800万円にしておきたい。**
……なるほど、いい目標です。
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その時に「行政書士の単独売上高は1,000万円が上限だろう」と書いた
記憶があります。
あれから数年経過していますが、最近出版されている行政書士開業本
を見るとどれも同じような事が書いてあるので驚きました。
当時私が提唱していた報酬額の決定方法は非常に感覚的なものでした。
・基準となる業務を選び、その報酬額を経験により決定する
(私の場合は有限会社設立申請を印紙代、諸経費別で15万円と
していました)。
・他の業務の難易度、作業時間をこの基準業務と比較して、
どの程度高いか、低いかにより報酬額を決定する。
・未経験の業務については、作成書類の枚数により勘案し、
基準業務との比較を行い報酬額を決定する。
しかし、これはあまりにも行き当たりばったりであり、お客様にも不
親切であることに気がつきました。
さらに単なる許認可申請なら通用するこの方式が、さらに専門的な業
務コンサルティングに派生したり、業務自体が複合化するとあまり役
に立たないこともわかってきました。
そこで、自分のやっている業務の報酬がどのような根拠で成り立って
いるのかを原価計算してみることにしたのです。
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● 行政書士報酬額の原価計算(もっと検討の必要アリ)
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東京都行政書士会五十年史という資料を見ると、行政書士報酬の原価
問題について書かれている部分がありました。引用しましょう。(85
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「報酬原価は、次のように考えられないだろうか。(この場合の原価
は、所得税の必要経費として認められる以外のもの、いわゆる生活関
連費用を含むものとする。)
1.その業務に直接掛かる経費
(事務所経費のうち、次の2.及び3.4.に含まれるものを除く)
2.前記以外の事務所経費
(事務所家賃、雇用者人件費その他、但し、1.及び3.4.に
含まれるものを除く)
3.業務上必要な知識あるいは学術の研究及び実務の研鑽に必要な
費用
4.たえず人格の向上をはかり、品位を保持するための費用
以上を合計し、年間のすべての業務の原価とし、さらに適正な利潤
(純生活費)を含むものが報酬である。」
この中で、4.については私に限って言えば、お金に換算しなければ
ならないほど人格の向上と品位について考えたことがありませんので
除外しました。
3.はいわゆる図書研究費と講習会の受講費に相当します。でもこれ
は販管費です。
2.は副業行政書士であれば事務所を当面持たないことにして、雇用
者も置かないことにすれば、その分はゼロです、ローコスト経営に徹
すれば限りなく低くできるでしょう。これも販管費ですね。
1.は業務に直接関する経費です。紙代と交通費、打ち合わせの喫茶
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おそらく、「適正な利潤」が何に根拠を置いているかを明らかにする
必要がありますが、この答えは簡単でした。自分自身への給与です。
もしあなたがサラリーマンだったら、今の年間給与額から、○○費と
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副業行政書士となる場合でも、まず自分の給与がいくらであるべきか
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時給を決定すれば、残りの手順は簡単です。
粗利率は副業行政書士では約90%と仮定すると、4,000×10/9=4,444
円です。
これにおおよその販管費を加えて、副業行政書士の外向きに提示する
タイムチャージは5,000円とすることにしました。
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Last modified 2005-11-25 10:18 AM
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