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軽妙洒脱研究所とは

軽妙洒脱は「けいみょうしゃだつ」と読みます。

軽妙洒脱である意味

軽やかに、そしてちょっぴりしゃれた(と勝手に思っている)テーマを扱って研究しちゃいましょう、という勝手研究所です。

でも実際には、本当に企業から依頼を受けて様々な専門分野について調査研究をしているのですが、そういうことをまじめに書くとしゃれていないので、ガッコで扱った課題研究と独自研究、そしてクライアントから公開可とされた研究内容について公開していく予定です。

なぜ研究内容を公開していくのかというと、調査手法そのものは本来は誰でもできることが多いということに気が付いて欲しいからです。そのため非常に軽めのテーマのみを扱ってみました。

基本的には与えられたテーマに基づき、文献資料を調査し、データを集め統計的に分析し、仮説に基づく結果を導き出し、それらをアウトプットするという作業の繰り返しです。そこには何も難しいことはありません。それらをシンクタンクに外部委託するというのは本来、手間仕事の外注レベルであるべきと考えています。

そのためには発注者側でも同じ事ができる程度までには理解しておく必要があります。軽妙洒脱研究所ではその最初の一歩を提供いたします。軽妙洒脱だけどまじめに取り組んで行きます。

日本のシンクタンクのスタイル

そもそも、民間の研究機関やシンクタンクにいるコンサルタントは、大きく分けて3つのビジネススタイルを持っているようです。

  1. とにかく体力勝負。地道にデータを集めて分析して一定のアウトプットを納品する。
  2. 比較的頭のよい人が学者並みに専門分野を「お勉強」して、その知識優位性を飯の種にする。
  3. 誰かが(多くは親会社の研究者)が考え出した門外不出の分析ツールを使い、さまざまな事象に当てはめて、それらしい方向性を提示する。

誰がどのスタイルである、ということではなく、これらのビジネススタイルを組み合わせて仕事をしているのが現状でしょう。

雇われコンサルタントの多くは1.と3.の組み合わせなので、多くは消耗してどこかへ去っていきます。2.の場合、研究ネタが途絶えたりすると簡単に1.になるので、研究そのものが大切になると安定した職場を求めて、大学などに所属が変わります。(大学は大学でそれなりに大変なのですが、まだ民間ほど市場原理が確立されていません)

例外的に、自分のキャリアに花を添えるがために、大学の教授職を得ている人もいるようです。この場合は2.とは言えません。

シンクタンクの仕事術

意外と思われるかもしれませんが、シンクタンクの生産性はあまり高くありません。それに単発の受注商売ですので、常に顧客開拓が必要です。実は一番要求されるのは営業力である、というのは行政書士の世界とさほど違いはありません。

コンサルタントの場合、「クライアントは神様」ですので、クライアントの意向に沿わない調査結果を出すことは、調査結果によほどの確信がない限りできません。そのため、コンサルタントに必要な能力の一つに、「クライアントの意向を聞き出す」力というものがあります。

調査結果の数字をさわる事はそもそもの調査の意味をなしませんし、背任行為ですので、実際のシンクタンクではこんな事をする場合があります。

  • ある意向に沿った回答を促すアンケートづくり

    元になる数字自体を意図的に集める方法です。都合の悪い設問は削除したり、選択肢を与えないというテクニックがあります。

  • 結果の分析により、クライアントの意向に沿わせる分析手法の選定

    物事の答えは一つではありませんので、複数存在する答え(問題点)のうち、クライアントが求める方向だけをクローズアップするテクニックです。

結局、シンクタンクはこの程度のことしかやっていない事もあるのです。むしろ、このようにしていかないとビジネスとして成立しないというのが実態です。それでクライアントが満足すれば、何も問題ないんじゃないのと言われてしまいそうですが。

しかし、このお手盛りの調査報告書に振り回されて、事業をすすめなければならない会社の人間は困ります。日本の企業は調査研究を外部に委託する際に、複数の調査機関から並行で調査を求めるということが費用的な要因でできないことが多いので、目の前にある調査報告書を信じる信じないかの選択を迫られます。

まぁ、お手盛りの報告書ですし、お金も払っちゃってるのでとりあえず信じるしかないというのが本音でしょう。そうして事業は進みます。

逃げるシンクタンク

ビジネスに絶対はない(セオリーはあります)ので、見込み違いで失敗することがよくあります。その要因が明らかにシンクタンクから出た調査報告書にある場合でも、シンクタンクはそれを絶対に受け入れません。

あたりまえです。シンクタンクにとっては自分のやっていることすべてを否定されたら、存在する意味がありません。そのため、「見解の相違」ということで逃げるシーン をよく目にします。ここで逃げ切らないと、未来永劫同じ業界では生きていけません。

評判を落としそうな要因が他者にある場合は、徹底的に責任を押しつけ、訴訟をちらつかせるのも常套手段です。

そのため、シンクタンクの人間はプライドが高くなります。プライドの高い仕事をやっているからではありません。プライドを高く持っていないと、他には何もないことを自分で知っているからです。

Created by kawaguchi
Last modified 2005-05-05 10:38 AM

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