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last edited 4 years ago by kawaguchi

その他の審査項目W

  1. その他の審査項目Wとは?

    その他、というとどういうものが含まれるのでしょう?

    その他の審査項目というのは、

    • 労働福祉の状況W
    • 工事の安全成績W
    • 営業年数W
    • 建設業経理事務士の数W

    から構成されています。

    図.その他の審査項目(社会性等)の点数

    1. 労働福祉の状況W

      労働福祉の状況というのは、具体的には従業員を雇用する企業では法律上の義務に関わる、

      • 健康保険、厚生年金の加入
      • 雇用保険の加入
      • 賃金の不払いの有無

      労働福祉上好意的に評価される、

      • 建設業退職金共済の加入
      • 退職一時金制度の有無
      • 企業年金制度の有無
      • 法定外労働災害補償制度の有無

      について、その状況により評価を点数化して行います。

    2. 工事の安全成績W

      工事の安全成績Wは労働災害の発生状況による審査です。

      事故無く工事が完了することが一番大切ですが、実際に工事により死亡事故、負傷事故が起こってしまった場合は、その件数に応じて安全成績の評価を点数化します。日頃から事故を防ぐ施策が必要だと言うことです。

    3. 営業年数W

      営業年数は、その企業が建設業の営業を何年行っているかで評価を点数化します。

    4. 建設業経理事務士等の数W

      建設業経営の合理化に寄与するということで、建設業経理の知識を持つものに一定の評価を与えるというのが趣旨となります。

      そのため、公認会計士、税理士であっても評価の対象となります。

  2. Wの計算

    その他の審査項目WはW、W、W、Wのそれぞれの計算が必要です。順番に計算していきましょう。

    1. 労働福祉の状況W

    図.労働福祉の状況のデータ

    これを見ると、雇用保険、健康保険、厚生年金に加入しているので、減点項目になるものはありません。賃金不払いもありません。

    建設業退職金共済制度には加入していません。

    退職一時金制度は導入されています。

    企業年金制度は導入されておりません。

    法定外労働災害補償制度にも加入していませんので、1つの加点項目となります。次の計算式に当てはめてみましょう。

    W1=W11×7.5-(W12+W13)×15
     W11=「建設業退職金共済制度」、「退職一時金制度」、
      「企業年金制度」、「法定外労働災害補償制度」の中で
      導入済みの制度の数
     W12=「雇用保険」、「健康保険・厚生年金保険」のうち
      加入していない制度の数
     W13=審査対象年における賃金不払いの件数
      (支払期日ごと、事業所ごとにカウント)

    図.Wの計算式

    の点数は7.5点となりました。小数点以下第1位四捨五入すると8点となります。

  3. 工事の安全成績W

    図.工事の安全成績の一覧

    この一覧のとおり、一昨年、昨年とも負傷者、死亡者が発生していませんので、計算式は次のとおりとなります。

    死者数/2+負傷者数/20

    図.Wの計算式

    この式によると、計算結果は0となり、年間平均完成工事高の表に照らし合わせると30点となります。

    年平均完成工事高工事の安全成績数値
    10000億以上00超15以下15超20以下20超25以下25超30以下30超35以下35超
    5000億~10000億未満00超3以下3超6以下6超9以下9超1212超1515超
    1000億~5000億未満00超2以下2超4以下4超6以下6超88超1010超
    500億~1000億未満00超0.8以下0.8超1.6以下1.6超2.4以下2.4超3.23.2超44超
    100億~500億未満00超0.2以下0.2超0.4以下0.4超0.6以下0.6超0.80.6超11超
    50億~100億未満00超0.1以下0.1超0.2以下0.2超0.3以下0.3超0.40.3超0.50.5超
    10億~50億未満00超0.08以下0.08超0.12以下0.12超0.16以下0.16超0.20.16超0.240.24超
    10億未満00超0.06以下0.06超0.08以下0.08超0.1以下0.1超0.120.1超0.140.14超
    W2302520151050

    図.Wの表

  4. 営業年数W

    営業年数は15年となっています。

    営業年数の表からWを見ると、10点となっています。

    図.Wの表

  5. 建設業経理事務士等の数W

    この会社の建設業経理事務士は1級が1名、2級が1名、3級が2名ですね。

    では次の計算式に当てはめて見ます。

    1級建設業経理事務士の数×1+2級建設業経理事務士の数×0.4
    +3級建設業経理事務士の数×0.2

    図.Wの計算式

    計算結果は1.8になりました。

    のときと同じように、年間平均完成工事高493,105千円の場合の点数を表からみると、10点となります。

    年平均完成工事高建設業経理事務士等の数値
    600億以上13.6以上10.8以上13.6未満7.2以上10.8未満5.2以上7.2未満2.8以上5.2未満2.8未満
    150億~600億未満8.8以上6.8以上8.8未満4.8以上6.8未満2.8以上4.8未満1.6以上2.8未満1.6未満
    40億~150億未満4.4以上3.2以上4.4未満2.4以上3.2未満1.2以上2.4未満0.8以上1.2未満0.8未満
    10億~40億未満2.4以上1.6以上2.4未満1.2以上1.6未満0.8以上1.2未満0.4以上0.8未満0.4未満
    1億~10億未満1.2以上0.8以上1.2未満0.4以上0.8未満-0.20
    1億未満0.4以上-0.2--0
    W41086420

    図.Wの表

これで、WからWまでの計算結果がでました。Wの計算はこれらの合計となります。

W=W1+W2+W3+W4

図.Wの計算式

合計が、58点ですね。

この58点がそのままのW点ではなく、表から58点の場合の評点を見てみると、687点となります。

W1~4の計WW1~4の計WW1~4の計WW1~4の計W
100967747934862022447
99960737874761321440
98953727804660720433
97947717734560019427
96940707674459318420
95933697604358717413
94927687534258016407
93920677474157315400
92913667404056714393
91907657333956013387
90900647273855312380
89893637203754711373
88887627133654010367
8788061707355339360
8687360700345278353
8586759693335207347
8486058687325136340
8385357680315075333
8284756673305004327
8184055667294933320
8083354660284872313
7982753653274801307
78820526472647300
778135164025467
768075063324460
758004962723453

図.Wの表

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